「あぁ。
照れるな。」

力が緩まり体が離れる。

「また、明日もその予知ってやつ聞かせてくれよ。」

「うん。じゃあ、明日はいつもと同じで1時に迎えにきてくれるの?」

「午前中が空いてるならもっと早めにしない?」

「うんわかった。」

「明日はなにがしたい?」

「図書館に行きたい!」

「それは予知通り?」

「まだ予知してないんだって!」

「真衣が図書館ないくなんて珍しいことがあるもんだな」

「学校の課題月曜日提出でしょ」

「あ。あのこの街のことについて調べるやつ?」

「そうだよ。二人であの神社のこと調べない?」

「うーん。そうだな。そうしよう。」

「じゃあ、また明日おやすみ。」

「おやすみ」

そう言って、かなたは家の方へと歩いて行った。

かなたの姿が見えなくなると扉のノブに手をかけ扉を開ける。

今日の予知は、当たらなかった。