二度目のクラクション

「まーい。早く行こう。」

そう言って近づいてきたのはもちろんかなた。

「本当に大丈夫なの?」

「あー。部活?
心配すんなって!」

「うん。」

絶対後であの鬼コーチに半殺しにされるんだろう。

「真衣は行きたいところとかある?」

「うーん。
かなたと入れたらどこでもいいかな。」

「じゃあカフェに行かない?」

「話したいこともあったし、カフェにしよう。」

カフェに行くことになった私たちは、学校から少し離れたところにある小さなカフェへ向かった。

カフェまでの道のりは、お互い喋らずとても落ち着いていた。

お互いが喋らなくても気まずくならないから、この時間が好きだったりする。

その間、わたしは今までの予知のこと思い出していた。

かなたにこの不思議な話を聞いてもらいたいからだ。

嘘だと思われるのは嫌なので、かなたからもらったプレゼントは開けていない。

中身を見ていないはずのわたしが中身をあてられたら少しは信じてもらえるだろう。

「カランカラン」

カフェの入り口のドアがなる。

「いらっしゃいませ。
何名様でしょうか?」