二度目のクラクション

「happy birthday to you
happy birthday to you」

場違いの歌が聞こえて来る。

「え?」

「真衣、おめでとう。」

「かなた。」

そう言った方の手にはラッピングされた袋が握られていた。

「真衣、おめでとう。
これからも仲良くしようね。」

「かなたも優もありがとう。
でも、もう無理なんじゃないの?」

「それのことなんだけど、ちょっと誤解でさ、真衣は、俺らが二人で買い物しているところを見たんだよな」

「なんでしってるの?」

「あー。まぁ、それはおいておいて。
あれは、真衣の誕生日プレゼントを選ぶのに、真衣と一番仲良くしている優の意見を聞いてみたくて。
ごめんな。」

「そうだったんだ。」

「真衣。見てたんだね。
ごめん。」

「ううん。
わたしこそ勘違いで当たってしまってごめん。」

「だから受けとれよ。」

そう言ってわたしに袋を差し出した。

「ありがとう。」

「じゃあわたしは先に教室に帰ってるね。」

「優。勘違いしてごめん。
それと、ありがとう。」

こんなわたしと友達でいてくれて。