「伊蕗さんに連絡とったから」

え?

「伊蕗さんもいた方がいいだろ?」

「そ、そうかもしれないけど・・・」
伊蕗にぃだって仕事があるのに・・・


「伊蕗さんが、俺たちの学校に合わせるって
言ってくれてる」

学校に合わせちゃうと

「いいんじゃん?今度の土曜日も休みだし」

あっ、そうだった

「愛実。大丈夫だ。俺も
京介もいるだろ」

「うん。でも、やっぱり怖いの。
実父の所に帰って来いって、言われたら、すごく怖い」

「そうか」

食べ終わった、翔哉さんは
たったそれだけ言ってくれた。

「行くぞ。学校」

「あ、うん」

カバンとお弁当をもって
学校の入り口についた時

「お前、誰?
この学園に、関係者でもいんの?」

翔哉さんがそういうと、あわてて逃げて行った
変な格好をしたおじさん