タイミングよく到着した電車に2人で乗る。


「凛ちゃんはどこの駅が最寄り?」


彼は、ジーンズのポケットからスマホを取り出すと、少しだけ指を動かしてこちらを見つめた。


「3つ先です。晴日先輩は?」

「俺もその辺。近いから送るよ。」



それから何気なく会話を交わしながら
私の最寄駅で下車した。