明けない夜、2人は


そ、そんな、、!

「ドキドキして余計眠れない、、」


すると彼は、ふはっと笑って
「分かった。じゃあソファーで寝てな。」

やばい、心の声漏れてたんだ。
恥ずかしすぎる。

俯いて赤くなっていると

「もしかして、男の家とか初めて?」


初めてだ。
こういう時なんて答えるのが正解なんだろうなんて、素直に言えばいいものを。


「ごめん、答え辛いか。
 俺はね、実は女の子上げたの初めて」

照れ臭そうにソファーの下へ座ると
彼はまた、ははっと笑った。