「No title」



ーーー…


次の日の朝


家の外へ出ると


「おはよ」


そこにはいつも通り先輩の姿があった



正直私があんな事を言ったから
来なくなるんじゃないかと少し思ってた


だけどそこに先輩の姿はあってホッと胸を撫で下ろす


「行こうか」


先輩は私にヘルメットを被せ
目にかかった前髪を整えてくれる


いつもからかってくる先輩はうざいのに少しの優しさが私の心を暖かくする