幼なじみに溺愛されてるみたいです…!

皆帰ってきて別荘に帰ると私は窓のことを言った。

「え、俺窓なんて開けてないよ?」

その言葉を聞いて私の背筋はヒヤッとした。

「も、元々空いてたり…?」

「昼来た時全部閉まってるの確認したよ。それにここ関係者以外立ち入り禁止にしてる場所だから俺の家族とかしか入れないよ。今日来る予定の人いないの確認したし」

出ないはずの廃墟が本物のお化け屋敷になった気がした…。

私は怖くなったのでつねに怜と晴ちゃんのどっちかにくっついていた。

お風呂も今日も晴ちゃんと入ることにした。湯船に浸かり私は言った。

「晴ちゃん、私今日告白することにした!」

「えっ!?ほんとに!?」

いつも以上の声の大きさにびっくりした。

「うん!朝決めたの」

「そっかぁ。応援してるよ!2人きりになれなさそうだったら言ってね!」

すぐ手伝うとガッツポーズして見せた。

「晴ちゃん頼もしすぎるよぉぉありがとー!」

そう言って抱きついた。私は晴ちゃんと幼なじみで良かったと改めて思った。

晴ちゃんは可愛いなぁ。と照れていたが抱きしめ返してくれた。

お風呂を上がりお互い髪を乾かし合った。緊張していたがほぐれた気がした。

皆お風呂に入り終わり、ご飯を食べトランプをすることになった。

(どうしよう…。このままじゃ抜け出せないかも)

少し気が焦り始めてきた。