幼なじみに溺愛されてるみたいです…!

お風呂の時間となり私は晴ちゃんに相談したかったので一緒に入ることにした。

湯船に浸かり何気ない話をした。晴ちゃんは沢山色々な話をしてくれた。

「それで未桜どうしたの?」

真剣な顔をして尋ねてきた。さすが幼なじみといわんばかりの鋭さだ。表には出さないようにお風呂に誘ったのに。

「あのね、怜に好きって言われたの」

その話をすると晴ちゃんはえ!?と大きい声をあげた。

「今日言ったの!しかも私未桜言うとこで邪魔しちゃってるじゃん!ごめん〜(泣)」

「でも怜私が好きって全く気づいてないから…どうしよう」

伝えようとしても上手く伝えられない。

「ていうか晴ちゃんって怜が私の事好きって知ってたの?」

あーばれちゃった。と舌を出した。

「そりゃ2人とずっと一緒にいたら分かるよ。それに怜中学の時未桜に男寄り付かないように守ってたからね(笑)」

「え!そうなの!?」

「そうそう(笑)未桜モテてたのに近づかないように追い払ってたもん(笑)」

私の知らないとこでそんなことがあったのか。確かに中学生の頃明らかに好意丸出しで話しかけてきた人もいたがいつの間にか来なくなった。なんなら怯えられていたくらいだ。

「晴ちゃーん!いつ怜に伝えたらいいのー!」

「まあまあ(笑)怜の想いは変わらないから伝えられる時に伝えな!けど待たせ過ぎないようにね!さすがにかわいそうだからね」

そうアドバイスをもらった。髪を乾かしみんなの所に戻ると次は男子が順番に入っていった。

どう接すれば良いのかわからないが晴ちゃんに今まで通り接してあげなと言われたので、できる限り普通に接した。