幼なじみに溺愛されてるみたいです…!

「きゃっ」

私はびっくりして意味はないが手で体を隠すようにした。

男子達は皆かわいいと言ってくれたがやはり恥ずかしいものは恥ずかしい。

女子皆で水着を買いに行ったので水着のかわいさは大丈夫だが私に似合っているかは別だ。

「かわいい。似合ってるよ」

そう怜に微笑まれた。かわいいとかさらっというのはなんなんだろうか。私に対してなんとと思っていないから言えるのか。

遊んでいる間にスイカを川で冷やした。水鉄砲やバレーボールを買ったのでそれで遊んだ。

スイカが冷えてきたのでレジャーシートを引いてスイカ割りをした。じゃんけんに負けた中山くんとるいが目隠しをした。

右右!前!などと指示を出し棒を振り下ろした。2個とも見事に割れた。

そのスイカを囲って頬張った。中までちゃんと冷えていて甘くて美味しい。

まだ3時で時間はあったが別荘に帰り下町のショッピングモールに行くことにした。

歩くこと30分ほどで着いた。そこは沢山お店があり1日時間を潰せそうな広さだった。

「ねー!あのアイス食べたい!もう暑くてへとへとだよ」

川で涼んだとはいえ30分も日光を浴び続けていたので汗でだくだくだ。

夏のアイスは生き返る。怜のアイスはバニラ味だ。

「バニラ美味しそ〜」

「1口たべる?」

全く貰うつもりはなかったがスプーンを差し出してきたのでもらった。怜は意識しないでこういうことをしてくる。関節キスなのに…。

「んー!美味し〜!怜もあげる!」

無反応だろうけどたまにはと思い仕返しをしてみた。普通にもらおうとしていたので同じようにアイスをのっけたスプーンを差し出した。

意外なことに怜の顔には一瞬動揺の色が見えた。そのあとありがとっと言って何事もなかったかのように表情が戻った。

最近の怜は表情がよく変わって面白い。高校生活が楽しい証拠なのか。

服を見に行って皆でお揃いの薄い半袖パーカーを買った。色が豊富で色違いにした。

帰りに2日間遊べるように花火や水風船を買った。

「はぁぁショッピング楽しかったぁ」

もう6時と丁度いい時間帯なのでバーベキューの準備をした。