幼なじみに溺愛されてるみたいです…！

火起こし班はまだ出番がないのでリビングでゲームをしている。

材料が来たのでとりあえず晴ちゃんには簡単なサラダからやってもらうことにした。るいにはミネストローネを任せた。

私は2人に作り方を教えるサポート役に徹した。怜にはメインの鮭とほうれん草のクリームパスタを作ってもらった。

｢未桜これどんな感じに切ればいい？｣

｢適当に1口サイズでいいよ〜｣

るいはどうやら料理が全くできないという訳ではないようで教えたら流れ作業でやっていた。

｢るいって器用だね｣

｢そうかな(笑)未桜の方が器用そう｣

話が終わると怜に呼ばれた。怜はいつも話が終わったなという所で呼んでくれる。

｢未桜お皿持ってきて欲しい｣

お皿を持ってってパスタを盛った。

｢美味しそ〜！｣

建物の中が料理の匂いで充満している。サラダもミネストローネも完成したので盛って皆で机に運んだ。

｢うわー！今日のも美味しそー！｣

春野くんは大声で言った。

やっぱ怜の作った料理は好評だ。サラダもミネストローネも美味しいと言ってくれていたので晴ちゃんもるいも満足気だ。

バーベキューまで水着に着替え、外に出て川へ行った。川は泳げるし溺れる心配のないほどよい深さだ。

｢川だーっ！！｣

ジャボーンと男子は飛び込んで行った。一斉に飛び込んだので水しぶきがすごかった。

｢ほら女子達も怜とるいと入れよ！｣

そう言われみんなで飛び込んだ。ひんやりしていて気持ちいい。夏にはやっぱ水だっと思った。

｢未桜、恥ずかしがってないでそのパーカー脱ぎなよ〜(笑)｣

晴ちゃんににやにやしながら言われた。私は自分の体型に自信がないため晴ちゃん達みたいに脱げない。

皆スタイルがよく、私が脱いだら目に良くないんじゃないかと思う。

｢なにが恥ずかしいの？｣

話を聞いていた怜が入ってきた。

｢だってー。皆みたいにスタイルよくないもん。それに肉ついてるし…｣

｢未桜はもっと食べた方がいいよってくらいだから大丈夫だよ。太ってないし誰も気にしてないから大丈夫｣

そうかなぁ。と言うと晴ちゃんがもういい！っと言って脱がされてしまった。