しばらく沈黙は続いていたが女の子は意を決して口を開けた。
「佐山くん、好きです。付き合ってください!」
「ごめん。好きな人いるから」
怜はきっぱり断った。だがその女の子はまだ諦めきれないようで
「でも佐山くんが付き合ってないってことは私にもまだチャンスがあるってことだよね?」
と言ったが怜はまたすぐに返事をした。
「ごめん。その子以外考えられないから」
流石にそこまできっぱりいうと女の子は諦めがついたようで聞いてくれてありがとうと言い立ち去った。
私は怜が戻るまでバレないように木の裏に隠れていると私の隠れている木の方へ向かってきた。
足音が私のいる木の前で止まったのでこっそり振り向いて見ると誰もいなかった。
どこいったんだろうともう一度見ると肩をぽんっとされて見ると怜がいた。
「きゃっ!!?」
私はびっくりして思わず叫んでしまった。怜はごめんごめんと笑った。
「え、いつから気づいてたの…?」
「んー付き合ってくださいのとこから?」
それもう最初からじゃん!と言うと
「だって葉っぱで足音バレバレだし木から少しはみ出てたもん(笑)」
そんなバカなバレ方をしてたなんて…。恥ずかしくて怜の顔を見れない。
怜は私の手を引っ張って皆の元へ戻った。あっという間に時間が過ぎ、もう終盤となっていた。
野外学習最後の思い出作りなので思いっきり楽しんだ。
布団に入ってゆっくりしてるともう終わっちゃうんだなぁと思い寂しくなった。
クラスの人達と仲良くなれて嬉しい。帰りたくないなどと考えてるうちに寝てしまった。
最終日も6時半起き。今日はご飯を食べて帰るだけだ。最後まで楽しもーと準備をした。
帰りのバスは2人ずつ座るので怜と隣だ。私は窓側に座った。
なぜ晴ちゃんが隣じゃないのかと言うと元々は隣だったがどうやらこの野外学習で春野くんが気になり始めたからだ。
ということで春野くんの隣だった怜が晴ちゃんのお願いを聞いて代わってあげたようだ。
晴ちゃんはこの2日間ずっと隣をキープしていて会話も途切れずにいて本当にすごいと思う。私なら身内以外はすぐに途切れてしまう。
(晴ちゃんの恋が実るといいなぁ)
隣を見ると怜が眠たそうに目を擦っていた。
「眠たいの?」
「うん、ちょっとだけ」
眠い時の怜はいつもより子供っぽくてかわいい。
私は自分の肩をポンポンとして
「寝ていいよ」
「ありがとう」
怜は私の肩に頭を乗っけた。私もバスに揺れているとだんだん眠くなって寝てしまった。
起きると怜は起きていていつの間にか私が怜の肩を借りていた。
「あ、ごめん」
「大丈夫。ぐっすり寝てたね(笑)」
怜はそう言って頭を撫でた。
静かなことに気づき周りを見渡すと皆寝ていた。後ろにいる晴ちゃん達を見ると仲良く肩に頭を乗せて寝ているみたいだ。
私の予想だが春野くんも晴ちゃんに好意を抱いてるように思う。
私は後でこっそり送ってあげようとスマホを取りだし写真を撮っておいた。
それから怜と楽しかったねと小声で野外学習の思い出を話していた。美奈の話をすると良かったねと言ってくれた。
先生からもうすぐ学校につくと言われたので周りの人を起こした。
バスを降り荷物を取って帰宅した。
「佐山くん、好きです。付き合ってください!」
「ごめん。好きな人いるから」
怜はきっぱり断った。だがその女の子はまだ諦めきれないようで
「でも佐山くんが付き合ってないってことは私にもまだチャンスがあるってことだよね?」
と言ったが怜はまたすぐに返事をした。
「ごめん。その子以外考えられないから」
流石にそこまできっぱりいうと女の子は諦めがついたようで聞いてくれてありがとうと言い立ち去った。
私は怜が戻るまでバレないように木の裏に隠れていると私の隠れている木の方へ向かってきた。
足音が私のいる木の前で止まったのでこっそり振り向いて見ると誰もいなかった。
どこいったんだろうともう一度見ると肩をぽんっとされて見ると怜がいた。
「きゃっ!!?」
私はびっくりして思わず叫んでしまった。怜はごめんごめんと笑った。
「え、いつから気づいてたの…?」
「んー付き合ってくださいのとこから?」
それもう最初からじゃん!と言うと
「だって葉っぱで足音バレバレだし木から少しはみ出てたもん(笑)」
そんなバカなバレ方をしてたなんて…。恥ずかしくて怜の顔を見れない。
怜は私の手を引っ張って皆の元へ戻った。あっという間に時間が過ぎ、もう終盤となっていた。
野外学習最後の思い出作りなので思いっきり楽しんだ。
布団に入ってゆっくりしてるともう終わっちゃうんだなぁと思い寂しくなった。
クラスの人達と仲良くなれて嬉しい。帰りたくないなどと考えてるうちに寝てしまった。
最終日も6時半起き。今日はご飯を食べて帰るだけだ。最後まで楽しもーと準備をした。
帰りのバスは2人ずつ座るので怜と隣だ。私は窓側に座った。
なぜ晴ちゃんが隣じゃないのかと言うと元々は隣だったがどうやらこの野外学習で春野くんが気になり始めたからだ。
ということで春野くんの隣だった怜が晴ちゃんのお願いを聞いて代わってあげたようだ。
晴ちゃんはこの2日間ずっと隣をキープしていて会話も途切れずにいて本当にすごいと思う。私なら身内以外はすぐに途切れてしまう。
(晴ちゃんの恋が実るといいなぁ)
隣を見ると怜が眠たそうに目を擦っていた。
「眠たいの?」
「うん、ちょっとだけ」
眠い時の怜はいつもより子供っぽくてかわいい。
私は自分の肩をポンポンとして
「寝ていいよ」
「ありがとう」
怜は私の肩に頭を乗っけた。私もバスに揺れているとだんだん眠くなって寝てしまった。
起きると怜は起きていていつの間にか私が怜の肩を借りていた。
「あ、ごめん」
「大丈夫。ぐっすり寝てたね(笑)」
怜はそう言って頭を撫でた。
静かなことに気づき周りを見渡すと皆寝ていた。後ろにいる晴ちゃん達を見ると仲良く肩に頭を乗せて寝ているみたいだ。
私の予想だが春野くんも晴ちゃんに好意を抱いてるように思う。
私は後でこっそり送ってあげようとスマホを取りだし写真を撮っておいた。
それから怜と楽しかったねと小声で野外学習の思い出を話していた。美奈の話をすると良かったねと言ってくれた。
先生からもうすぐ学校につくと言われたので周りの人を起こした。
バスを降り荷物を取って帰宅した。