ペコッとお辞儀をして顔を上げるとみんな放心状態。


えっ…なんで?!

「声も可愛いとか最強すぎだろ。」


「うちらに勝ち目ないじゃん…」


若干戸惑っていると原島先生は歓迎されているのよと言ってうふふっと嬉しそうに笑った。

「皆さん今日から37人です。仲良く過ごしていきましょうね。」


「は〜い。」



「結城さんは笑奈(ｴﾅ)さんの隣ね。笑奈さん、手上げてくれる？」


手を上げた女の子はとても元気そうな女の子だった。



あの子の隣にある机に座ればいいのかな…


その席に座ると"エナ"と呼ばれた女の子から視線を感じる。




横を見るとビクッとされたがすぐにニコッと笑った。


「もうっ！急にこっち向くからびっくりしたでしょ！私は中森笑奈(なかもりえな)。よろしくね！なんて呼べばいいかな?!私は笑奈って呼んで！」


少し情報量が多いよ…