ふたりとも仲良くなった友達の一人。
「そんな事ないよ。」
と言いつつ内心嬉しい。
周りの人達に私たちを認めてもらえた気がしてくる。
「あ、そう言えば…」
エナが思い出したようにハッと私の方を向いてきた。
「明日うちらだけ学校でなきゃ行けないらしいよ。」
少しエナの顔が曇っている。
「それ昨日原島先生言ってたなぁ。だる。」
昨日は休んでた日だ。
「なんで今言うの〜って思ったらイトっち昨日休んでたもんね。」
「依兎の存在忘れてたの〜?ひどいぞ心美ぃ〜。」
あははと笑いあうみんなに笑みがこぼれた。
明日は土曜日か…
ちょっとめんどくさいけどみんなと会えるじゃん!
このまま楽しい学校生活が続けばいいなぁと思った。
