あの日、君と僕は

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蓮実が柚葉と出会った時、なんだかぼーっとしていた。

夢の中にいるような、でもちゃんと手足の感覚は確かにある。

なんだか、不思議だった。

そんな時、彼女とぶつかって、今に至った。

外の景色も、見覚えのあるようなないような。

本当に、不思議だった。

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