トイレに入る時、男子トイレから金髪の男の人が出てきた。
その金髪が、あまりにもキレイだったから…
あたしは無意識にジッと見つめていた。


そしたら男の人はあたしの視線に気づいたのか、
急にこっちを向いたから

バッチリ目が合ってしまった。


とっさにあたしは目線を外して、足早にトイレに駆け込んだ。







…なぜか、すっごいドキドキする。




あたしは、ドキドキがおさまらないまま用を済ませてトイレを出た。

「ゆうちゃん」

そこには竣君が立っていた。


「竣君も、トイレ?」

って聞いたら、竣君はゆっくり首を横に振って



「ゆうちゃん。俺と付き合って。」

「えっ?」

急にこんなことを言われたもんだから、あたしはまぬけな声を出してしまった。