周りの明るい女子達なら間違いなく言うだろう。

そんなことで悩んでるの?と。

私だって、普通に生活してきて、普通の女の子を過ごしていればそう思ったはずだ。

なんてったって、友達"0"鈍臭い陰キャ、会話…恐怖症の私ですから…




「ぁい……あい………阿井!!!!」

『………!?!?』

「ぼーっとしてないで早く進めよ!お前が1番なんだから!」
いきなり言い放ったのは出席番号2番の明石翼だった。

『……………。』

「なんか言ったらどうなんだ?」

『……………………。(…こわい…、)』

「もういい、抜かすぞ」
明石はそういうと、実をそそくさと抜かして先頭でさっさと行ってしまった。