お母さんが部屋から出ていったのを確認した後に、松井の

「ごめん!マジ苦しかったよね?」

っていう言葉と同時に私は解放された。



「あー、、大丈夫よ!てか本当にばれなかった?」


「大丈夫だったよ!マジごめんね!」


なんて会話をしばらくして、流石にいい時間だったので私はこっそり帰ることになった。




帰り道1人で歩きながら、まだおさまらない胸の高鳴りを感じながら、何度もさっきのことを繰り返し思い出してはにやけてしまっていた。




だって男の子に押し倒される、なんてことなかったし、それがしかも松井なんだよ!?


こうなっちゃうのもしょうがないよ。