8月に入り最初の学園祭の準備登校の日になった。


真夏の太陽が照りつける中、学校に向かった。


前日の「明日学校行くー?」という松井へのラインに返信はなく、でも学校行ったらきっといるしいっか!なんて思ってとりあえず向かったのだ。



、、けど教室に入ってもいなかった。


かりんとたくみを見つけて、


「おはよー!って松井は来てないの?」

と聞いてみても、

「来てないんだよねー、ゆうこちゃんなんか聞いてない?」なんて返された。


ちょっと残念、、というかかなり残念、、。


その日の私はきっと少し元気がなかったかもしれない。


作業が終わり帰る時間になり、電車で1人になってからケータイの電源をつけると、


『やば!今日あるの忘れて寝過ごした、、』という松井からのラインが来ていた。


『もう終わっちゃったよ笑まあ次の登校来れば大丈夫でしょ!』


『マジかー、、やらかしたわ笑
てか松井今どこにいんの?笑』


というラインに胸が高鳴る。


『○○線乗ったとこ!もう帰ってるよ〜』


『○○線かー、今から俺ん家来る?って言いたいけどもう乗ってるか笑』


松井の家は私の家とは違う線路に乗らなきゃいけなかったから実質逆方面だったのだ。


『えっまだ全然乗ったばかりだから大丈夫よ!せっかくだし遊ぼうよ!笑』


なんて送ると、


『マジ!じゃあ今からうち来てよ!』


というラインが来た。


急いで反対方面の電車に乗り、乗り換えをし、すぐに松井の家に向かった。


2人で松井の家に行くのは、あの病院について行った日ぶりだった。