「おいで」


そう言って、手を広げた健。

あたしは迷わずに、健の胸へと飛び込んだ。



「会いたかった…」

「俺も…」


健の腕の中は落ち着く。
愛されてるって感じるんだよね…




「どっか行く??」

「行く!!」



あたし達は、手を繋いで近くの公園に向かった。




まだ暑い季節…

半袖の子供達が、元気に遊んでる。


あたし達は、子供達が見えるベンチに座った。

「いろいろ心配かけてごめんな…」

「いいよ…」


「彩夏がいなかったら、最後傍にいられんかったと思うし…」


「違うよ!!健が素直になったからだよ??」

「俺を素直にさせたのは彩夏だよ。」


そんな事言われると、照れるよ…



あたしは下を向いて手で顔を隠した。

「彩夏」


「ん??」

甘い甘いキスをした…

「子供達が見る…」


「大丈夫…」


子供達を心配しながらキスをした。