ポケットの携帯が振るえ。


携帯を開けると…

「もしもし健??」



健からだった。

「ごめんな…電話もできんくて…」


「いいよ」

健が忙しいかった事も知ってる。


「俺、今日の昼にそっち着くから、家で待っててな」
「うん!!!!!」



久しぶりに健と会える。






電話を切った後、また空を見上げる。


雲が少ししかない綺麗な空。

そこに飛行機が飛んでいて、飛行機雲が次第にくっきりしていく。