そして、台があるところで止まった。



「彩夏、こっち向いて」

ゆっくり健の方を向いた。



「彩夏、俺さ…いつ死ぬか分からない…でもな、彩夏がいたらさ、もっと生きれる気がすんだ。彩夏を守ってやりたい…幸せにしてやりたい…そう思うんだ…だからな…







俺と結婚してください…」





突然の言葉。
でも正直嬉しかった。


「はい。」

あたしは健の手を取ってそう言った。



「まじ??心配かけるよ??」

「それでもいい。あたしは…健が好きなんだから。」


あたしは健に抱き着いていた。



健もそれに答えて、あたしをギュッてしてくれた。

「健…大好き…」

「俺も…愛してる…」