「ちょうど授業終わったから。行くよ!!!」


「ちょ…えッ!!!」

柚は、あたしの手を引っ張り、階段をおり、裕也のクラスに連れていかれた。


「やっぱ…やだ…怖い…」


怖いよ…
いやだよ…

「何言ってんのよ」

「だって…」


「大丈夫。あたしもちゃんといるから。」

…ありがとね…


柚がいるから…

健のためにも…