「彩夏!!!!」



声がする方を向いた。

「ゆ…ず…」


「彩夏!!!どうしたの??何があった??」



「ゆず…なんで…」


「裕也はあの後、すぐ教室の前通ったけど、彩夏は通らなかったから…」




「ゆず…じつわ…ね…あたしね…新しい彼氏…できたんだ…」


「えッ…」


「ごめん…」


「ビックリしたけど…もしかして……………キスとかされた…?」




あたしは小さく頷いた。




「あいつ〜…」



「まだ……裕也は知らないんだ…」


「言いに行こう!!」


「えッ?」

会いたくないよ…


「ちゃんと話し合うべきだよ!!」


「…」


「もう!!あんたがそんなんだから…だからみんなあんたをほっとけないんだよ!!!」



「え???」