「お腹すいた??」


寝てて作るの忘れてた。

「彩夏でお腹いっぱい♪」


「何それ??」

大好きな笑顔…



その笑顔をみると、なんだか安心する。


「じゃあ作って♪」

「はい。待っててね♪」


昴を離してから、置いてあるエプロンを取り出し、キッチンに向かった。


昴はスーツのまま、大好きなお笑い番組をつけて、あたしの所にきた。

「彩夏…親父の事聞いてくれ。ちょっと引くかもしれね−けど…。いいか??」


「うん…」

なんだろう…




昴は火を切って、あたしの手を取り、ソファーにあたしを座らせた。