街をぶらぶらして、夜ご飯の材料を買ってから、昴の家に戻った。



家に着いてから、ついでに買った雑誌を読んで、昴の帰りを待った。





「夏…彩夏…」


「ん…」



「おはよ」

目を開けると、大好きな昴の笑顔があった。


やば…



「あたし寝てた??」

「うん。いびきうるさかった〜」

「うそ!!!」


「嘘」

「も〜!!!」


「ありがとな。」


「え??何が??」

何??


「服。大人っぽいの買って」

「気付いた??」

「この服置いてなかったろ??」

「…」

「いつもの彩夏でよかったのに…でも…ありがと。なんか嬉しい」

「少しは…大人っぽく見せたくて…」


そう言って昴は、あたしを大きい胸に納めた。