下を向いて、ちょっと落ち込んでる柚。


「さッ、食べよ♪」

「うん♪」




「ふぅ…お腹いっぱい…」


「じゃあ戻ろうっか〜♪」



教室に戻ると、大和が入口の所に待っていた。


「大和〜!!どうしたの?」

柚が大和に問う。


「ん〜彩夏に〜。」


「えッ!!!あたし?」

真剣な目をする大和。



「彩夏スマン…。先輩から彩夏紹介させろって言われてるんだけど…。ちょっとでいいから会ってくれないか?」


そんなの嫌だよ…

「嫌って言ったらダメ?」


嫌って言えるもんなら、嫌って言いたいよ…

「その先輩マジだから…。会うだけでいいから。頼む。」


顔の前で手を合わせる大和。

「どうしよ…」



柚の方を向いて、言ってみた。