「お願い!!!」

今度は逆にあたしが手を合わせた。



「分かったよ…。あのね、大和の先輩でね、彩夏が好きな人がいるらしんだって…。大和は言おうか言わないか迷ってるんだよね…。」



「あたしに??」


ありがたいけど、誰とも付き合いたくない…




また裏切られるから…




だから…



「分かった。大和にもあたしから伝えとくよ。柚、心配とかしないでね♪」


柚の事だから、何かあったらすぐに心配するはず。