「彩夏〜昼行こう♪」

最近は、寒いから屋上に行かなくなった。


その代わり、誰もいない理科室に行くのが日課になったんだ♪



「疲れた〜」

柚が手を大きく上に広げて、背伸びする。


「ほんと〜」

あたしもそれを真似する。



「寒い〜…。あッ!!!大和がね、さっき……



やっぱやめとく。」


柚がもったえぶる。

「何??気になるじゃ〜ん」



そんな事言われたら気になるじゃん!!



「ごめん。忘れて!!!」

柚が手を合わせて言ってきた。



でもそれが余計に気になってきた。


「大丈夫だから。言って?」

「ん〜……。」