昨日は全然寝れなかった。


健からの言葉をただ考えて…



考え過ぎて、ずっと泣いていた。

朝、起きる時間…


「彩夏〜起きなさい!!!何時と思ってんの??」

「は〜い…」


行きたくなくても、ママに迷惑をかけたくないから、行くことにした。

健迎えにきてくれるかなぁ…


いつもみたいに、「おはよ♪」って…



健の笑顔が見たくて、泣き止んだあたしの目からは涙が自然に出てきた。

「彩夏」


大和の声だ。



「何??」

ガチャ…


「なんかあった??」

大和からの鋭い言葉。



「ないよ…」

無理に笑顔を大和にむけた。


「うそだろ。昨日泣いてんの嫌でも聞こえたんだぞ。」
不器用な大和…

「なんもないよ。ありがと」


「ならいいけど。」

大和はそれだけ言って出ていった。