「みなさんこんにちは!!!!

宣言します。私はこの世で一番の幸せ者、

夏目亜美、16才ですッ」

窓に向って宣言した後、誰かの声が聞こえた・・・。


「亜美~遅刻するぞッ」

「あッハ~イ!!」

そう言ったのは幼馴染の優太。

一つ上の17才、高校二年生。


「亜美なんて置いて行こうぜッ」

そう言ったのは優太の弟、涼太だ。

涼太は私と同じく高一なんだ。

ちょっとキツイこと言ってくるけど

そんな涼太の言葉に何度も助けられた。