冬と恒温

「それ気にして連絡しなかったのかよ…」
「お詫びで来てるだけなのかな、とか色々考えちゃって…」
「お詫びだけで一緒に寝たりしない」
「可能性を捨てきれなくて…」

「それに
あの彼女のことをあっためてると思うとすごい嫌だった」

棗は少し笑って腕の力を込め、耳元に囁いた。

「ふっ、リンゴみたい」
赤くなる林檎に顔を覗き込んだ。





「俺も同じこと考えた」