冬と恒温

「なんで連絡寄越さなかったんだよ」

棗は座って林檎を後ろから包み込みながら聞いた。

「だって彼女さんに申し訳なくて」
「彼女?って俺の?」

心底驚いたような棗に林檎は続けた。

「いるでしょ?可愛い彼女…今だって罪悪感で今すぐ離れたいのに」