冬と恒温

棗絶ちは2週間が経過した。
夜は寒く寂しく、油断するとスマホを触ろうとする手を擦りながら過ごしていた。

「簡単だと思ったんだけどなぁ…」

暗い帰り道は心も体も凍えさせた。早足に階段を上り、ドアノブを握ろうと下を向いたらポロッと冷えた滴が手に落ちた。

「だめじゃん…」
少し笑ってドアを開けた。







その瞬間