冬と恒温

ほとんど林檎から誘っていたので、連絡を断つのは簡単だった。元よりスマホはほうちする質だ。

そのことで何度杏子にキレられたことか。
特技と言ってはなんだか思いの外役に立った。

だが、2人に慣れたご飯は1人に戻すには時間が必要だった。
2人分の夕飯を作り、三食同じ献立になる日には学習能力のなさをつくづく痛感する。


テレビの音量を上げて生活する日々が続いた。