冬と恒温

お互いに都合が合う日に何度かご飯を食べ、体温を分ける日々が続いた。

バイトがおわり夕飯の材料を調達して帰宅すると、隣の部屋の前に女の子がいた。林檎よりも15cmは小さいおそらく大学生の女の子は呼び鈴を押そうと指を伸ばしていた。

ピンポーン

古臭い呼び鈴がなったかと思うと扉から棗が顔を覗かせた。

林檎は挨拶するか一瞬迷い、何も言わずに部屋に入った。