冬と恒温

1番最初に目に入ったのはシンプルな木目のローテーブルとテレビだ。


ん?

ここで初めて違和感を覚えた。
棗の部屋にはローテーブルは置いていない。赤い服の白髪おじさんがくれるプレゼントだとしても、1月半ばの今には当てはまらない。

なにより自分愛用の馴染みの家具が見当たらない。
未だふわふわと覚束ない頭は、自分が置かれた状況を考え始めた。