あれから半年前、

私は人が変わったように暗くなり、誰とも話さなくなり、心を閉ざし、自分を偽るようになった。

「いってきます」

「今日は行くの?」

「うん、ずっとは休んでられないから」

「そうね、気をつけて、
無理はしないのよ」

「うん、ありがと」

私は重い足取りで家を出た。

あれから家に引きこもるようになった私は久しぶりの学校だ。

今でも思う。教室に入れば優斗が笑顔で挨拶してくれるんじゃないか、笑顔で話しかけてくれるんじゃないかって