すると、私に掃除当番を代わってほしいと言ってきた女の子2人が男の子たちと教室の隅で楽しそうに話しているのが聞こえてくる。
「ねぇねぇ、はやくカラオケ行こ~!」
「行こ行こ~!!」
2人の会話が聞こえてきて私は何かを察する。
「あ、千葉さーんっ! また明日ねー!」
「ばいばーい、千葉さん!」
「ば、ばいばい……」
手を振られてつい、振りかえしちゃったけど……。
この子たちの用事ってもしかして……カラオケ?
ってことは、私上手く使われた!?
はぁ、私ってば気づくの遅すぎる……。
わかった瞬間、一気に気が重くなる。
黒澤くんから解放されたのはいいけど、掃除……面倒だなぁ……。
心の中でブツブツ言いながら掃除道具入れからホウキを取り出す。
教室って意外に広いから1人だと大変だ……。
ちゃんと断ってればこんなことにはならなかったのに……。
掃いても掃いても、終わる気しないなぁ……。



