【完】溺愛プリンスに捕まってしまいました。



「ちゃんと大事につけること。わかった?」


「う、うん……!」


「つけてあげるから後ろ向いて?」


そう言って私の手からネックレスを取ると、後ろから手を回す。


ち、近い。
黒澤くんとの距離が近すぎるよ……っ!


心臓が尋常じゃないほどにドキドキしている。


「ん、失くしちゃダメだよ?」


「う、うん」


首元に光るハートのチャーム。
ワンポイントにストーンがついてるのが可愛い。


嬉しくてずっと眺めていると、耳元に顔を近づけてくる。


「似合ってる」


耳元で囁かれた甘い声に思わず、ビクッとカラダが反応する。


「あ、あり、がとう」


「なに、耳弱いんだ?」


「ち、ちが……っ」


「ウソつき」


否定するけど、やっぱり耳元で喋られるとゾワッてする。