「91点……っ!?」
え……これマジで俺の解答用紙?
と、思って名前を確認するけど何回見ても俺の名前だった。
喜びで言葉が出てこない。
「平均点は65点だから……。すごい! 黒澤くん、やったね!!」
羽音がハイタッチしたあと、俺の手をギュッと握る。
「黒澤くん……すごいっ……」
「羽音のおかげだよ……ありがと」
羽音がいなかったら俺は一生、こんな点数取ることがなかったと思う。
全部、羽音のおかげだ。
「ううん、黒澤くんが頑張ったんだもん。黒澤くんの実力だよ」
あぁ……ダメだ。
久しぶりの羽音の匂いと柔らかさ。
俺はここ数日羽音と手すら繋いでいないから完全に飢えている。



