羽音の家に着き、鍵を開けようとすると丁度羽音のお母さんが出てきた。
「あら、2人ともおかえり」
「お邪魔します……」
「黒澤くん、ゆっくりしてってね。ちょっと私今から晩ごはんの買い出しで忘れてたものがあって……お留守番よろしくね、羽音」
「うん! わかった」
お母さんを見送ると、羽音の部屋に入った。
家には誰もいないからシーンと静まりかえっている。
「何か飲み物いる?」
「ううん、大丈夫」
「じゃあ……結果発表しますか」
羽音の言葉にゴクンと唾を飲みこむ。
きた……とうとうこの日が。
俺はこの日のために頑張ってきたんだ。
カバンの中からまだ見ていないテストの解答用紙を取り出す。
今回のテストは5教科。



