「違うよ、羽音。これは羽音のために言って……」
「私は黒澤くんとくっつきたいのに……黒澤くんは違うの……?」
できることなら俺だって、今すぐ羽音を抱きしめてキスしたい。
「俺だって……その、羽音にくっつきたいよ。でも……ガマンできなくなるから……」
「ガマンってなに……? 私にガマンなんてしなくていいよっ……」
理性を保つのに俺はこんなにも必死なのに、羽音は爆弾を落としてくる。
「俺は……羽音を大事にしたい。羽音に触れたら止められなくなりそうだから………ガマンしてるの」
お願いだからわかって、羽音。
くっつきたい気持ちは一緒だけど、こんな2人きりのしかもベッドの上だなんて……。
……しかし、羽音は納得できないようで、立ち上がったかと思うと、俺の横に座ってぎゅっと腕にしがみついてきた。



