「ふぅ……」
羽音の家の前について、羽音にメッセージを入れる。
《着いたよ》
すると1分もしないうちに、家の中から羽音が出てきた。
レースのワンピースに、パンプスといつもよりお上品に見える。
可愛い……可愛すぎる。
髪の毛だってくるくる巻いてるし……はあ。
「おはよう、黒澤くん!」
「おはよ。じゃあ行こっか。早くしないと雨降ってきそうだしね」
空を見上げると、どんよりとしていて今にも雨が降ってきそうだ。
羽音と肩を並べて歩き出す。
「あ〜楽しみだなあ、黒澤くんのおうち!」
「ほんとに何も面白いものないよ。遊園地はまた今度行こうね」
「うん!」
羽音の笑顔を見ると、ついつい何でもしてあげたいって思ってしまう。
俺は最高に羽音に甘い。
電車に揺られ、俺の最寄り駅に着いた。
「雨、もう少しもってほしいなあ」
一応カサ持ってきたけど、羽音がもし雨で濡れて風邪ひいて学校休むなんてことになったら、俺……学校に行く気にならないと思う。
羽音に会うためにこの学校に通ってるみたいなもんだから。



