【完】溺愛プリンスに捕まってしまいました。



で、なに? と続きを待ち遠しそうにする彼。
私は体をベッドから起こしてゆっくり口を開いた。




「私も、好きっ……」




やっと言えた言葉。
言えばよかったって、何回も後悔したけどやっと……やっと、言えた。


心がスッキリとして晴れやかになる。


……が、しかし。


黒澤くんは固まったまんま、全く動かなくなってしまった。


「く、黒澤くん?」


「………え? 今の幻聴かな? あれ……俺やば、好きすぎて羽音が好きって言ってくれる幻聴聞こえるなんて」


「じょ、冗談じゃないってば……! 頑張って言ったのに……もうっ」


「え……マジ?」


「うん、マジ……って、きゃあっ……!」


手首を掴まれたかと思うと体が傾き、私の視界には黒澤くんと天井。


お………っ、押し倒されてる……!?