――ピピピッ。


「ん〜……」


アラームを止めて、重い体を起こす。


はあ……ついに来てしまった。


憂鬱な月曜日が………。


学校行きたくないよ……でも、そんなワケにはいかないし。


渋々、ベッドから出て1階へ降りる。


昨日もあんまり眠れなかった。
黒澤くんと浪平さんがデートの日だって考えたらモヤモヤして……。


私ってば未練タラタラだ……。


「おはよう……」


「羽音、おはよう。ごはん出来てるから顔洗ってらっしゃい」


「はーい」


洗面所で顔を洗い、自分の姿を鏡で見る。


うわあ……目のクマすごい。
ここ数日眠れてないもんな……。


もうさすがに気持ちも疲れてきちゃった……。


この調子じゃ、完全に忘れるまでは時間がかかりそうだ。