【完】溺愛プリンスに捕まってしまいました。



――キーンコーン。


昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り、屋上を後にする。


「あー昼休みってほんと短いよね。3時間ぐらいあればいいのに」


ダルそうにため息をつく黒澤くん。


「3時間は長すぎない? そうしてる間に下校の時間になっちゃうよ」


「あー、それもそうだね」


あはは、としょーもないことで笑い合いながら教室へ戻る。


カバンにお弁当箱を閉まって、スマホを見ると新着メッセージが1件。


アプリを開くとそこには、


《穂乃から友達追加されました》


と、表示されていた。


そうだ、すっかり忘れてた。
マイが浪平さんに連絡先教えるって言ってたなぁ。