「昴……っ?」
突然、背後から声をかけられて振り向くとそこには……。
「穂乃……」
「やっぱり! 昴だよね! 久しぶり〜!」
テンション高く、俺の肩をバシバシ叩く女子は浪平穂乃。
保育園、幼稚園、小学校、中学校……と、ずっと一緒で、家も隣同士だったいわゆる、幼なじみってやつ?
中1のときに転校してからはほとんど会ってなかったけど……。
相変わらず、髪の毛は巻いて化粧バッチリで派手な見た目だ。
「……って、もしかして千葉さん?」
隣に座っている羽音の顔を覗き込む穂乃。
「う、うん! 久しぶりだね」
羽音も中学校3年間は穂乃と一緒だったから知り合いだ。
「千葉さんなんだか雰囲気変わったね! 可愛くなった?」
「そ、そうかなぁ……?あ、ありがとう」
羽音は風になびいた髪を耳にかけながら、照れ臭そうに笑う。
「ところで、2人はここでなにしてるの?」
「別に。休憩してるだけ。穂乃こそ、ここでなにしてるの?」
「私、すぐそこの高校だからここが通学路なの! ふと公園見たら昴らしき人が見えたからさ」
穂乃と会うのは何ヶ月ぶりだろうか。
中2ぐらいまではたまに親に連れられて、穂乃の家に行ったりしてたけど、中3になってからは受験勉強とかでほとんど穂乃に会ってなかったもんな。



