「ま、いいや。これからは絶対羽音は俺が守るから」
「……黒澤くん」
こんなに私のこと、想ってくれる人……他にいるのかな?
そう思うと、やっぱり私黒澤くんのこと……大キライなんかじゃない。
「だから、俺から離れちゃダメだよ」
「うん……」
……かも?
よしよしと私の頭を撫でた黒澤くん。
無意識にその大きな胸に頭を預ける。
「……っは、羽音」
すると、余裕のない声が聞こえる。
「あ……重たかった? ごめ……」
「いいよ、俺にもっと甘えて……」
再び頭を胸にあずけると、大きな手で優しく頭をポンポンしてくれる。
「あ〜……ほんと、可愛い……」
今は黒澤くんに甘えてもいいかなって。
そう、思った。
「……でも、羽音」
「へっ?」
「ちょっと、目のやり場に困るんだけど」
そう言った黒澤くんの目線の先は……。
「……わぁ! み、見ないで……っ」
開けられたワイシャツからチラッとのぞく下着。
慌ててボタンを閉めて、リボンも付け直す。
「み、見てないから!」
「ぜ、絶対見たでしょっ」
「見てない! ピンクとか見てないから!」
「や、やっぱり見たんじゃん……! ヘンタイ! 黒澤くんのバカ!」
「見えてたら見てしまうのが男なんだってば!」
もう……っ。
黒澤くんのヘンタイ。バカ。
あぁ〜……恥ずかしすぎる。



