【完】溺愛プリンスに捕まってしまいました。



【羽音サイド】


――キーンコーン。


6時間目の終わりを告げるチャイムが鳴る。


「じゃあ、58ページの問1は課題にしますので次回の授業までにやっておくように」


「きりーつ、礼。着席」


着席した瞬間、力が抜けたように机に伏せる。


「……はあ、眠かったぁ」


なんで午後からの授業ってこんなに眠いんだろう。
特に6時間目の中盤からって眠さがピークに達する。
でも、もうその6時間目も終わったからあとは帰るだけ!


「眠かったって、羽音ちょっと寝てたでしょ」


クスッと私の独り言に笑う黒澤くん。


「……っな、ね、寝てないよ!」


「はいはい、そういうことにしといてあげる」


でも言われてみれば一瞬意識消えたような……いやでも、あれは寝たに入らない!


……よね?